京阪3000系引退

 京阪3000系は、京阪電気鉄道が1971年から1973年にかけて製造した京阪5代目の特急形車両である。
 京阪特急の代名詞とも言われたテレビカーとしては1800系から続く3代目であり、カラーテレビを設置した全国初めての車両であり人気を博した。
 大井川鐡道へは、1995年5月に、3000型3008と3500型3507の2両が譲渡され、京阪特急色のままで運転された。
 譲渡に当たり、京阪電気鉄道は線路軌間が標準軌の1435mmであるため台車の交換が必要となり、1067mmである元営団5000系の住友金属工業のFS-502Aに電装品と共に装備された。その他、ワンマン運転機器、またワンマン運転機器搭載に伴う一部座席のロングシート化、スカートの撤去、自動販売機の設置などが行われた。  また、大井川鐡道の他に富山地方鉄道にも譲渡が行われ、1990年〜2013年の間に2階建て車両を含む17両が2017年4月現在も活躍中である。
 大井川鐡道へは2両1編成の譲渡で止まり、長らく運転され続けていたが、本家の京阪電気鉄道が2012年に同系列の引退(当時は8000系30番台となっていた)を発表した後、後を追うかのように老朽化を理由に2014年2月14日をもって引退することになった。
 引退の発表後、京阪電気鉄道と共同したイベント企画や、長らく行先案内の看板で隠れていた貫通扉の鳩マークが全面に掲げられた他、側面に「テレビカー」の文字が復活した。
 鳩マークの掲出当初は、特急文字の部分は覆った状態で運転されていたが、途中より特急文字の覆いが外され(行先案内は車掌台側の掲出に変更された)最終日まで運用された。
 長年の活躍を記念して、「さようなら京阪3000系」の貸し切り運転が計4回実施され、千頭駅ではさまざまなヘッドマークを掲出する撮影会が実施された。また新金谷車両区では、近鉄16000系、南海21000系と並んでの撮影会が行われ、久々に元関西の名車たちが顔を合わせた。
   





























































戻る